大河の一滴 (幻冬舎文庫)のレビュー
人生最高の名著
「他力」「人生の目的」と一緒に読みました。共通しているテーマは、人生は思い通りにはならないということです。当然のことでしょう。あたりまえです。しかし、そう言われるまでは、人生はうまくいかないはずはないと思いこんでいました。最近の自己啓発本によくみられる、思ったことがすべて実現するというのは、嘘です。この主旨が本当なら自分の部屋に座ってイメージしているだけで、すべてのことが可能なはずです。現実にはうまくいくこともいかないこともあるでしょう。人生がうまくいかない時、それは自分のせいかどうかなどわからないのです。それを完全に判断できる人間など皆無です。つまり事実をこの本は書いているのです。しかし、それがマイナス思考に感じられるのは、私たちが、社会に人生は自分の力で思い通りになるものだと洗脳されているからでしょう。その洗脳から脱すれば、人生は思い通りにならなくてもいいのだという、自分の人生に対する最大限の肯定の気持ちが出てきます。この考えが身につけば、どんな人生でも生きていくことができます。
読みやすいバイブル
幻冬舎文庫は横幅が新潮文庫などと比べると短く紙質も正直いまいちだったので、自分には待望のデラックス版という感じです。
この新版の幻冬舎新書ゴールドは普通の新書サイズなので正直、文庫より読みやすい、単行本よりもスリムなので持ち運びも楽だしやはり読みやすい。
すでに文庫や単行本で大河の一滴を持っていますが2冊買いました。読む用と保存用です。なぜなら私にとっては大河の一滴はバイブルなので…
内容が現代日本最高のエッセイだと思います。
だから読みやすい新版は嬉しい。
この新版の幻冬舎新書ゴールドは普通の新書サイズなので正直、文庫より読みやすい、単行本よりもスリムなので持ち運びも楽だしやはり読みやすい。
すでに文庫や単行本で大河の一滴を持っていますが2冊買いました。読む用と保存用です。なぜなら私にとっては大河の一滴はバイブルなので…
内容が現代日本最高のエッセイだと思います。
だから読みやすい新版は嬉しい。
懸命に生きる人びとへ
生きるヒントなど読みやすい書物から、宗教的なわりと難しく感じる作品まで、五木先生の作品は長い年月をかけ読破した。タイトルから感じるよりも読んでみると、すんなり入り込めます。中でも、この大河の一滴は有名ですね。昨今、自殺者が何年も一年間で三万人を超える異常な現実ですから何とかヒントを得て生きていかなければならない。その為に先生の書物に俺は精神的に、だいぶ救われてきました。本という媒体から考えると、それぞれ内容について詳しく記す事は出来ないが、本を読むといった習慣がない方にも是非、知っていただきたい作家です。余談になりますが、先生が蒼ざめた馬を見よで、芥川賞を受賞した時に俺は生まれ、父親が俺に寛之と命名してくれた事に感謝しています。
テレビのインタビューをみて・・・
作家であり翻訳家でもあり作詞家作曲家でもある五木寛之氏であるが、自分は正直、彼の作品にはあまり興味は無かった。この本も当時ベストセラーになっていたが、「ベストセラー=良書」とは思っていない自分にとってはこの本の評判を懐疑的に思っていました。読んでみようと思ったのは、テレビのインタビューで著者が「こういう本が売れる時代はあまりいい時代ではない」と自分の本を否定的に言っていたのを見た時である(今思うとうまく乗ってしまった感があるかな...)。基本的には、浄土真宗の教えをわかりやすく説いているのだと思うが、普遍的な問題に対して端的にアドバイスしてくれているところが読者の心を捉えたのだと思う。自分も親鸞に対して少し親しみがもてました。
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「人生とは苦しみと絶望の連続である」